6月の詩をまとめました。

一度TwitterのTLにリアルタイムに載せたものです。

ラインナップはこちら(全編は続きに入っています。)
          ↓



翳しても届かない……  「愛しスカイブルー」140619

 

どこかで…… 「シンキング」140620

 

痛かった…… 「痛覚」140620


愛しい気持ちに前を進めば…… 「想いの迷宮」140623


変わらないはずだった…… 「変化」140625


空いたところを誰かで補えるなんてありえない……

「空白地帯」140627

海を渡って…… 「緑の風」140627

背骨を伝って……「暁を請う」140630




6月分また増えたらここに追記しますφ(・・*)ゞ

改装したら詩のページに加えたいと思います。

 

「愛しスカイブルー」140619


翳しても届かない


振り仰いだ


あの透き通った深い蒼


君にとって
そうなりたくて


君にとって
そうありたくて

力を振り絞っても

届かない


足掻くことの果てが見えても
胸の奥が焦げる

 

いっそ焼き尽くせば


届くだろうか……

 


------------------------------------------------------



「シンキング」140620


どこかで
ゆっくり泡が立ち上る音


でも見えない


くゆりくゆり
沈んでゆく


光は遠く
深淵が近寄る


くゆりくゆり
沈んでゆく


支えない肌を心地よく撫でるのに
癒すことはない


くゆりくゆり
沈んでゆく


鉛のように重くなって
どこまでも沈んでゆく


もう戻れない水面に目を閉じて


くゆりくゆり
沈んでゆく 

 


------------------------------------------------------



「痛覚」140620


痛かった


安堵とない交ぜになったそれは

複雑な気持ちの中で


その場で泣き崩れてしまいそうなほど


痛かった


痛みは

いま自分が此処にある証


喜べと慰めるのに
痛みは痛いだけ


叫びたいほどに

 


------------------------------------------------------



「想いの迷宮」140623



愛しい気持ちに前を進めば
曲がった先を痛みが塞ぐ

恋い焦がれて走れば
悲しみに足を捕られ

求める手は怒りが燃やし尽くし

想いは退路も持たず
ただ迷宮へと分け入ってゆく

 

助けさえ呼べない口は
ただの息も苦しく

目は意識なくも
溢れるものを止められず


踏み出したままの体が
崩れることもなく

欠けたままの心は
なおカケラを探して迷い込む

 


------------------------------------------------------



「変化」140625

変わらないはずだった


いまもほとんど
時が止まったように
あの時のまま

気づけば
水が地面を這って染みるように

二人の間が変わっていた


変わらないから
変わったのか


変わったから
変わったのか

どちらだろう


何が変わった
どう変わった


考えても此方から見る月はただ
此方を向いている月なだけ

 


------------------------------------------------------



「空白地帯」140627

空いたところを誰かで補えるなんてありえない

そこはぽっかりとあなたの形に空いてしまっているのだから

 


------------------------------------------------------



「緑の風」140627



海を渡って
森を抜けて
駆け上がった風


火照る頬を冷まそうと
しきりに撫でていく


心地よくまかせていれば

鳥の声に交じる
朝が起きる音


一瞬止んで

また風が撫でる

今度はゆったりと


駆け上って
辿り着く


------------------------------------------------------


「暁を請う」140630

背骨を伝って
腰を降りる
崩折れる感覚

小さな黒点さえ
抗う手をも
闇に引きずり込もうとする

微睡みに似て
危なげな浮遊感

底なしの狭間が口を開ける

希望が磨り減り
絶望が支配する

帳が必ず明けるなら
いまこそ開けと
私が叫ぶ