寝るのも酷いのでほこりや黄砂対策の専用伊達メガネ生活をして数日、
震災後のかゆムズだった日々を思い出しました。

私の部屋の時計は、
14時46分頃で止まったままです。

今日で2年経ちましたが、
まだ直してません。

見上げれば時間を確認することができた時計ですが、
今は見上げればあの日あの時のままそこに掛っています。

そこには色々な葛藤を抱えた自分がいることに、
今日気付きました。

被災地にしては早くから普通の生活に戻れた一方、
周りを見ればまだまだあの時からの立ち上がる道は半ばだというのが、
ひしひしと目に見えます。

自分は家は無事、家族も無事、仕事場も無事。
身近なめぼしい人たちもとりあえず無事。

けれど町の沿岸地や隣町などはまだ爪痕を残したままだったり、
あるいは爪痕どころか何もなくなった状態のまま。
それを目の当たりにしながら普通の生活を過ごす日々。

この立場ゆえの葛藤というものも自分の中にあるのだと、
今日認識したしだいです。

普通に過ごしながらも、
あの日あの時を忘れず、
あの日あの時自分だけではなく被災地に起こったことを忘れないよう、
道標のように何年何十年でも時計をそのまま見上げたいなと思います。

ただ何気なく母親とかに直されそうでこわいなぁ……(笑)